『ありのままを。』
100年先に伝えたいメッセージがあります。
私たちは100年前、人々が残してくれた、 様々な記録から恩恵を受けています。
そして、その記録の仕方は時代と共に変化してきました。
そこで私たちは、未来に新たな「希望」を届けるべく、
一人ひとりの生きた証を映像で記録する「新しい教科書の形」を目指しています。
松尾勇輝
この地球が存在することも、この地球という惑星に生命が存在することも、何より宇宙が存在することも、
本当に奇跡であると感じています。
『人間は存在しているだけで価値がる。』
現代社会において、結果や実績でしか評価されない時代になって、
本質的なことを、もっと大切なことを忘れていると感じます。
さらに技術の発達によるデジタル社会になるのはもう止められません。
十数年後、人間と機械の境目がなくなり、人間がサイボーグ化していき、
人類は一時的に人間でいる価値を忘れる瞬間が訪れると思っています。
(個人的には今でさえ、自分が生きていると言う認識をあまり持っていない人々が存在していると感じています。)
その時期が一定期間続き、時間が過ぎると、
そもそも人間ってなんだっけ?とまた人間らしさを取り戻す議論が行われ、
その際に100年前の映像や動画をネット上から探す作業が行われたりすると思います。
その時に『人間』が生きている証が映像として、残っていたら、それは未来の人に取って
「昔、人間はこんな風に生活していたんだ」
「こんなものを食べていたんだ」
などの価値あるものになると思っています。
実際に現代社会においても、100年前に生きた人たち、もっと昔の古代文明の残されたものを見て、
研究して、その時どんな物を食べて、どんな生活をおくっていたかを調べているのと同じで、
昔は壁や土、文字や絵などでしたが、それが、これからは映像に変わっていくと思っています。
その映像を通して記録することで、『人間』でいる本質的な部分が見えてくると思っています。
なので、僕たちはドキュメンタリーに振り切りました。